えのもっちゃん初めまして! 車ディーラーの整備士のNです。 いつも楽しく拝見させていただいています。 この掲示板は管理人様がおりますので本来ならば私が口を挟むのはタブーですが、困っているようなので失礼ながら書き込みさせていただきます。
やっさん、過去ログから読ませていただきました。 ここ数年で5〜6度シリンダーを焼いており根本的な原因を解決しない限り、今後も焼き付きをおこしてしまうと思われます。
純正部品を使用し、焼き付きを起こす原因は3つあります。 1.クランク 2.オイル 3.シリンダー
まず1のクランクです。新品を入れてあるということですが、クランクベアリングが正しい位置にしっかり入っていなければ新品クランクでも無意味です。まっすぐ奥まで入っていない場合すぐに壊れることもあります。 そして、多いのがケース本体が駄目になっている場合です。 インパクトレンチを使用している人に多いのですが、ベアリングが収まるところがバカになってしまいベアリング、クランク共にすぐに壊れます。 クランクケースを割った時にシャフト側にベアリングが残る場合は要注意です。 ケースが駄目になっていても町のバイク屋では気が付かないことも多いですね。
2のオイルですが、ジャイロは10年選手です。オイルポンプだけじゃなくすべて点検してほしいですね。 オイルをすべて抜いてタンクに割れや補修跡が無いか確認してください。 あれば要交換です。キャップも定年劣化で水分が入るとトラブルの元です。ケチらずに新品交換しましょう。タンク下のストレーナーは要清掃。ゴミや水分があればトラブルの元です。白いドロドロした物が付いていれば水分です。そこからキャブまでのホースもすべて交換してください。やっさんの場合、空気が噛んでいるような書き込みもありましたので、ホースの割れや傷なども考えられます。見た目が大丈夫でもすべてのオイルラインホースの交換をお勧めします。オイルポンプは何度かご自身でメンテされているようなので省きますね。
この2つをしっかりやっておけば、エンジンが途中で止まったり、掛からなくても焼き付きは回避できるはずです。
3つ目はご自身で何度も交換しているようなので可能性が薄いと思いますが、組み付け不良です。ピストンピンクリップの入れ忘れ、ピストンリングの位置あわせが出来ていない、ボルトの締め不足や締めすぎ等ですが、やっさんの場合は可能性は少ないかと思います。
やっさんのジャイロはフルノーマルで慣らし中とのことですのでキャブレターの調整不足で焼付くことは、まずありませんから安心してください。(ボアアップなどの改造車両は当てはまりません)
やっさんが自身で直したいのは文面からもよくわかりますが、出来ればホンダドリームで今までの状況を説明し、点検してエンジンを組んでいただいてはいかがですか?焼き付きの心配が無いようにしてから調子が悪い各部のメンテナンスや点検方法などをえのもっちゃんに聞きながら憶えていく。それが一番確実だと思いますがいかがでしょうか。
|