初めて質問させていただきます。
2年前に突然エンジンが停止し、業者によりエンジンO/H(走行48,000km時)後、最高速は50km/h以上出ていましたが、1年前位から45km/hになり、半年前には40km/hに、1ヶ月前には約1週間で40km/h→30km/hと急激にダウンしました。
症状としては、アイドリング時及び走行時にエンジン付近からカラカラ音が聞こえます。エンジン回転数には関係なく、走行中もアイドリング時と同様な音が聞こえます。
推定原因についてアドバイスいただければ幸いです。 よろしくお願いします。
車両について 用途:通勤に使用 形式:TA02-15----- 走行:54,000km
|
えのもっちゃん 2018年5月7日(月) 18:52 |
修正 |
ドコまでのOHか分かりませんが、OH後6000キロはそうでもないですが2年ですと一度駆動系のOHをしたいですね。
あと原因としては上記の駆動系部品かマフラーのどちらかだと思います。
カラカラ音に関しては速度・回転数に関係無く同じ感じでしたらマフラーカバーの破損やブラケットBの破損等が原因かと思います。
15〜ですと年式からしてその辺りは一通りのチェックをしたいですね。
|
トライシクル 2018年5月7日(月) 19:34 |
修正 |
早速のアドバイスありがとうございます。
エンジンのO/Hでは、修理明細に交換部品として、 ピストン・リング・クリップ・コンロッドベアリング・ガスケットヘッド・シリンダ G/K・インテークパイプG/K A+B・リードバルブ・エアクリーナー・エレメントダクト・ガスケットカバー・クランクベアリング・オイルシール・ウエイトローラーセット・ピーススライド・ボルトフランジ・オイルポンプASSY・オイルシール・ボルトフランジ・ストップバルブが記載されています。
マフラーは、排気口に手を当ててみましたが、ポンポンと軽い衝撃があります(4〜5年前に、今回と同じように最高速がダウンしたため、業者により焼いてもらい復活しました。)。
異音については、最高速低下とは関係なさそうですか? |
えのもっちゃん 2018年5月7日(月) 22:16 |
修正 |
前回のOH時の内容にプーリーとクラッチ側はAssyで交換していない状態ですので、その辺りを優先的にみていくのが良いでしょうね。
あと基本的な部分ですがエアクリーナエレメントとプラグは取り合えず新品にしちゃうのが良いですよ。
マフラーですが規制後マフラーは焼いてもキャタライザに詰まったカーボンは除去出来ませんのでダメです、使用過多の場合は中に有るキャタライザが詰まって外れてしまいます。
確認方法としては一度マフラーを外して振ってみて下さい。 この時にマフラー本体内でカラカラと音をたてる物が有る場合、それが不良を起こして遊んでいるキャタライザです。
この場合は切断と溶接でもしない限りは直せないです。
*規制前のマフラーの場合は焼くのは有効な手段です。
カラカラ音ですが、速度にもエンジン回転数にも同調しないんですよね? もしそれで合っている場合は加速や最高速には関係無いかと思います。
|
トライシクル 2018年5月8日(火) 20:45 |
修正 |
返信ありがとうございます。
本日、エンジンカバーを外して確認しましたが、ブラケット及びマフラーカバーが異音の原因ではなさそうです(手で振動を抑えても音が変わりません。)。クランクケースの中か、エンジン内部か、具体的な場所はわかりませんが、カラカラ(近くで聴くとバリバリ)音がしています(エンジンの振動サイクルと少しズレていて不規則な感じがします。)。
週末に時間があれば、マフラーを外してクランクケースを開けてみようと思いますが、クラッチの異常は目視で判断可能でしょうか?
また、クランクケースカバーを外した状態でエンジン始動は可能でしょうか(スターターピニオンが固定されていない状況になると思いますが)? |
えのもっちゃん 2018年5月9日(水) 18:42 |
修正 |
Lケースカバーを外した状態ですとお察しの通りスタータピニオンが定位置にいてくれないので始動させない方が良いです。 (お勧め出来ませんが一応書いておきます。 プラスドラインバーの先端にグリスを塗布してスタータピニオンのシャフトの先端の凹部にあてがってセルを回すとLケースカバーを開けた状態でもエンジンを始動させられますが、1人がドライバーを、もう1人がスタータをと2人で作業しないといけないのと、万一ドライブフェイスに噛み込むと危険なのでやらない方が良いです)
クラッチ側ですがまずはシューがアウターに綺麗に当たっているかどうか、これはアウターの内側をみると均等にグルリと磨かれた様になっていれば大丈夫です。
変速・最高速に大きく影響があるのがトルクカムとガイドピンになります。 トルクカムのカム溝が偏摩耗していたり、3つ有るガイドピンが刺さる穴が広がってガイドピンがガクガクと傾く状態ですとダメです。
カラカラ音ですが、聴診器が有ると便利なのですが、一般の方はお持ちではないでしょうから、なるべく長いプラスドライバーの先を各部に宛ててドライバーのお尻を耳に押し当ててみて下さい。
音源に近いとダイレクトな音が聞こえて、遠いと篭って響いた様な音が聞こえます。 あちこちの音を聞いていくと近い場所を特定出来ます。
|
トライシクル 2018年5月10日(木) 0:38 |
修正 |
いろいろと詳しく説明していただきありがとうございます。
ケースカバーを外した状態のエンジン始動はあきらめます。
クラッチの状況と異音についてはアドバイスを参考に チェックしてみたいと思います。
|
トライシクル 2018年5月13日(日) 20:29 |
修正 |
カラカラ音の原因判明しました。 ドライバーを使用して音源を調べたところ、クランクケースカバー内部の左端が音源の可能性が高くなり、カバーを開けて確認してみたら、スターターピニオンの上部が固着して振動していたことが判明しました。パーツクリーナーで洗浄して、5-56を吹き付け組み直したところ異音は消えました。 ドライバーによる異音確認法は大変参考になりました。
クラッチとマフラーは走行距離を考えて、思い切って社外品と交換しました。クラッチは分解に専用ツールが必要で、一式丸ごと交換しても7000円位で入手できるため、一式交換しました。
マフラーは、吹き抜けも良くカラカラ音もしませんでしたが、年数も経過しているため、台湾製の規制後対応マフラーに交換しました。
また、ウエイトローラーに摩耗はなく、プーリーもピカピカでベルト幅も18mmありました(マフラーを焼いた頃に交換した記憶があります。)。
すべて組み直して走行したところ、スタート時の加速は多少良くなりましたが(クラッチ交換の効果?)、全開にしても40km/h位しか出ません。
考えられる原因についてアドバイスいただければ幸いです。
※ 少し気になるところでは、マフラー交換の影響かどうか不明ですが、 アイドリングの回転数が高くなった感じがします(エンジン音は快調に 聞こえます。)。
※ ウエイトローラーを取り付ける際、グリスを塗布しませんでしたが、 影響はあるでしょうか?
※ 組み直す際、ホイールのハブボルトを2本なめてしまいました。 ミニカー仕様で40mmのスペーサーを挟んでいますが、規定トルク 47N・m(4.8kgf・m)では、高すぎるでしょうか?
|
えのもっちゃん 2018年5月14日(月) 15:35 |
修正 |
取り合えずは良くなっていっている様ですね。
WRはグリスを塗布しておかないと短期の内に摩り減ります。 WRと同時にプーリーのWRが通る部分とランプレートに付けるスライドピースが通る柱の様な部分もグリスを塗布して下さい。
始動も加速も違和感が無い状態でしたら排気ポートが詰まってきているのかな?と思いますが確認されてますでしょうか?
排気ポートの内壁にカーボンが徐々に付着していって排気の通路が狭くなってくると今回の様な感じで最高速がカーボンの蓄積に合わせて少しづつ遅くなる場合があります。
ハブボルトですが長さが純正と違いますし、よくあるタイプですとボルトの材質もステンレスだったりしますので、この位なら良いかなぁ?くらい適度に締めてあげて下さい。 締め付けトルクも当然ではありますが、6本有りますので均等に締まっている事が重要です。 緩めから何回かに分けて対角線順に徐々に締め付けトルクを増して締めていくのが良いですよ。
|
トライシクル 2018年5月14日(月) 21:00 |
修正 |
ウエイトローラー及びハブボルトの件、回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。
排気ポートについては、確認していません。エンジンO/Hから6,000Km位でもカーボンが溜まるものでしょうか? エンジン部については、これまで分解したことがないため、確認方法がよくわかりませんが、チャンバーの接合部を外せば良いのでしょうか?
また、本日、新たな症状が発生しました。 全開のままで下り坂に入り、40km/hを超えたあたりから、ブルブルと異音が発生します。速度が落ちると、異音はなくなります。 やはり、駆動系に異常があるような気がしますが、いかがでしょうか?
|
えのもっちゃん 2018年5月15日(火) 18:42 |
修正 |
マフラー不良等で排気の抜けが悪いと蓄積が早くなります。 お察しの通り通常ですと6000キロでは排気ポートが狭くなる事はないですよ。
カーボンが付着していない排気ポートに指を入れた感覚が分かっている人でないとマフラーを外して見ただけでは分かりにくいかと思います。
中のピストンに気をつけながらマイナスドライバー等でポートの内壁を擦ってみて下さい。 カーボンが溜まってきているとシリンダの金属に達するまで掘れます。
逆にポート内壁の金属が目視出来るのでしたら排気通路は狭くなっていないです。
40キロ以上時のブルブルですが、先のスペーサーの組み付けとかは大丈夫でしょうか?
駆動系の場合ですとトルクカムが変速(変角)したすぐ後辺りですので通常ですとソコを疑うのですが、今回交換したクラッチAssyは想像ですがやんわりと変速(変角)する物かと思われますし、新品なので原因にならないかと思います。
|
トライシクル 2018年5月16日(水) 20:10 |
修正 |
いろいろとアドバイスありがとうございます。
今のところ、通常走行には支障がないため(Maxが40km/hと遅いですが)、スペーサーと排気ポートの件は、また時間がある時に確認したいと思います。 |
トライシクル 2018年6月10日(日) 18:54 |
修正 |
昨日、時間を確保できたため、チャンバーをはずして排気ポートを確認しました。 排気ポートの中は正面から見えないため指を突っ込んで見たところ、小指が入らないほど狭くなっていました。シリンダを外して確認したところ、ポート断面の3/4がカーボンで埋まっていました。また、ピストンの上面にも焦げたカーボン(?)の付着が見られました。
エンジンO/Hから約6,000kmでこれほどカーボンが溜まっているとは驚きました。安価なオイル(DIYショップで400〜500円)を使い続けたことが原因でしょうか?
カーボン除去後は、加速、最高速ともに復活し、Maxが57km/hと、購入時(中古)を上回っています(40km/h以上での異音もなくなりました。)。
お陰様で、修理に出さずに済みました(実は、近所のバイク屋に相談したところ、古いから部品が手に入らないとの理由で修理を断られ、ホンダドリームを勧められたのですが、ドリームは修理費が高いと言われたため、自分で分解にチャレンジした次第です。)。
今後の参考に、カーボンの溜まりにくい乗り方とお勧めのエンジンオイルについてアドバイスいただければ幸いです。
|
えのもっちゃん 2018年6月10日(日) 21:47 |
修正 |
先の書き込みで多少重複しますが排気ポートが詰りやすくなる原因としては
1:お察しの通りオイルの銘柄によります。 比較的ドコでも買えて良いのはヤマハの純正オイルです。 ホンダの純正オイルも結構良いですよ。 社外品ですと値段的に高額な銘柄になってしまいますので純正がお勧めです。
2:マフラーが詰り気味になってきていると抜けが悪い分カーボンの蓄積が早くなります。
3:アイドリングで放置したり渋滞の中をトロトロと走らないといけない事が多いと蓄積が早くなります。 (2サイクルエンジンは低温エンジンですので冬場に暖気運転は必要無いです)
上記をイメージしながらお使いになると良いかと思いますよ。
|
トライシクル 2018年6月10日(日) 23:10 |
修正 |
早速の返信ありがとうございます。
今後は、ヤマハかホンダの純正オイルにします。
また、何かありましたら質問させていただきます。 よろしくお願いします。
|
|